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小鳥について

自分の動物たちのライフステージの話

BEN犬猫エキゾの病院、院長石川です。

 動物を飼うときに知っておきたいのが、自分の飼っている動物が一生のどの段階にいるのかという事です。

・平均寿命

・最長の寿命

・成長期

上記の3つは把握しておきたい所です。

平均してどれ位生きるのかをチェックしておけば、若いのか、中年なのか、老齢なのかが理解しやすいと思います。

例えば「セキセイインコ」でみてみましょう。

最近のセキセイインコの平均寿命は6歳前後です。(オスメスで多少の差があります。)

長寿のインコさんで10歳~12歳の子がまれに居ます。狙ってたどり着ける年齢ではないと思います。本人の体力や素質も関係している様に思える領域です。

また、成長期は卵から孵化して、自力で餌が食べれるようになるまでの2~3ヶ月です。セキセイインコは子供の期間がとても短いのが特徴です。

今まで、生後三ヶ月ちょっとで卵を産んだインコさんを見たことがありますので、早熟な子はあっという間に大人になっているという事です。

生後4か月より先は肉体的な成長はほとんど起こらず、ひたすた体重が保たれるのが正常です。

エキゾチックアニマルの小さい動物たちは「子供の期間が短い」のが
基本的な設定です。

1歳近くなっているセキセイインコさんに「途中から成長してない。」といって来院された方が以前にいましたが、 触診してみると痩せているわけでもなく、普通の体格でした。

犬や猫は1歳前後まで成長が続きます。その感覚で小動物を飼うとかなり成長期が短く感じると思いますが、動物によってライフステージの配分が違うのです。

また、セキセイインコで6歳なので、まあまあ年齢がシニアになってきましたねと伝えると、みんな10歳まで生きるんじゃないですか?と驚かれる飼い主さんもおられます。

最大寿命と平均寿命が同じになっている訳です。

人間でいうと100歳まで生きているおじいちゃんと、80歳まで生きているおじいちゃんは同じ扱いの年齢ではないはずです。

マイナーなエキゾチックアニマルでは平均や最長の年齢のデータは少ないため、謎が多いですが、ウサギやインコ、ハムスターなどはデータが十分にありますので、調べてみるとようでしょう。

BEN犬猫エキゾの病院

院長 石川雅章