教科書通りに治療を行うべきか?について

BEN犬猫エキゾの病院、院長の石川です。

獣医師は日々勉強ですので、教科書の類を読むのは基本です。

特に犬や猫はこれでもかという程、次々に新しい本が出ます。

街の小さな動物病院で、1人の獣医師が全てを極める必要はないと思います。そもそも、すべての分野で極みに至る事はないでしょう。

例えば、「プロ野球でホームランを打って、翌日はプロゴルフの大会で優勝したい。」と言っている様なものです。もはや超人です。

それでも、高みに至る様に、治療の方針が書いてある本はマスターしておきたいものです。

一方で、エキゾチックアニマルの診察は教科書に基づいた治療はしにくいのが現実です。

日本語の教科書に出る位に頻度が多く、「やさしめのエキゾチック診療」は診療指針があります。

例えば「セキセイインコのマクロラブダス」や「ハリネズミのカイセン」は決められた治療を黙々とこなす方が確実です。 オリジナルの技が入る余地はほとんどありません。

以前よりは関連書籍が多くなってきました。

しかし、「教科書を2~3冊探してみたが、具体的な治療が最後まで書いてない。」という病気もあります。本に載せれる程、治療例がない時はそういった書き方になる場合があります。

「エキゾチックアニマル」は獣医療の中ではマイナーな分野である事を認めざるを得ません。

「教科書にないから治療しない。」ではなく、考察や推察によって治療を組み立てていく事もあります。

あるいは、可能性の高い治療を行って再診を頻繁に来て貰い、その都度修正をかけていくという作戦もあります。

かつてこんな患者さんが来ました。

「ジャイアントガロティアの食欲不振。」

この場合は確実に教科書に載っておりません。

※ガロティアの食欲不振の原因は最終的に解決しました。

カメレオンや両生類はなかなか治療の報告が少いので、大変です。

「教科書に従って治療します。」の手札では太刀打ちできない病気もあります。

飼い主さんとの相談の上、治せる様に進めていきたいと思います。

BEN犬猫エキゾの病院

院長 石川雅章

 

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